韓国の学校、23%だけが耐震設計で建築(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.04.24 11:20
学校、道路、鉄道など主要施設と民間建築物のうち耐震設計が反映された割合は半分以下であることが分かった。
国民安全処が23日に明らかにしたところによると、昨年10月基準で韓国の主要施設のうち耐震設計対象は10万5448カ所に達した。だが実際に耐震設計が適用された施設は全体の42.4%の4万4732カ所にすぎなかった。最近日本の熊本と南米エクアドルで発生したレベルの強震が韓国で起きた場合、相当な人命と財産被害は避けられない見通しだ。
原子力発電所施設は98.4%、多目的ダムは100%と耐震設計反映比率が高かったが、地震で破壊されれば原油汚染など二次被害につながりかねないパイプライン5施設は耐震適用が1件もなかった。特に大きな人命被害が懸念される全国2万9558カ所の学校施設は耐震設計適用率が22.8%と平均に大きく及ばなかった。