現代車は２０１２年３月から２年間、比較試乗センターを利用した顧客９８００人を分析したところ２８％（２７４４人）が現代車を最終的に購入したと１日明らかにした。現代車と輸入車を直接比較試乗してみた後に現代車を契約した顧客が、全体の３分の１に近かったということだ。輸入車に戻ったケースは１２７４人（１３％）だった。残りの５７８２人（５９％）は好奇心での試乗や、家計事情などで購買を保留した。比較試乗後に契約した車種はジェネシスが１０１５人（３７％）で最も多かった。次はｉ３０（４４０人）、グレンジャー（４０８人）、ソナタ（３９５人）の順だった。

現代車関係者は「比較試乗後にライバル輸入車に顧客を奪われる失点率が１３％という計算だが、非常に成功的な実績」としながら「何より『１０年前の現代車』を覚えている顧客の認識を変えられるという点で意味がある」と付け加えた。比較体験はますます反響を呼んでいる。現代車比較試乗センターのチョン・ミソン課長は「インターネットで受け付けているが、日によって試乗競争率が４倍になることもある」として「利用者はたいてい会社員で、１・２日の休暇で使ったりもする」と伝えた。

現代車がこのように体験マーケティングに尽力するのは、内需競争がますます激化しているからだ。自動車業界では今年の輸入車占有率が１５％を突破するかもしれないと予想している。輸入車業界の関係者は「輸入車に対する幻想を打破するために比較試乗が効果的でもあるが、こうした流れを止めるのは容易ではない」としながら「実際に比較試乗をし終えた３人中１人は輸入車を選んだ」と話している。


「１０年前の韓国車ではないね」ｖｓ「それでも輸入車が安全」（１）