「金正日死去にも淡々とした住民」…金正恩が衝撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.01 18:09
金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委員会副委員長など北朝鮮の指導部は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去にもかかわらず淡々としている住民の反応を伝え聞いて、少なからず驚いたという。 金正日の死去にショックを受けて死亡した国民は一人もいなかったからだ。
30日の北朝鮮戦略情報サービスセンター(NKSIS)によると、北朝鮮労働党組織指導部は昨年12月23日、北朝鮮社会の推移に関する中間点検報告を受けた。 昨年12月17日の金正日の死去後、北朝鮮住民の動向に関する内容だった。 指導部は、金正日の死去を聞いてショック死した住民が一人もいない、という報告を受けて驚いたという。 1994年の金日成(キム・イルソン)主席の死去当時、ショックで死亡した北朝鮮住民が少なくなかったからだ。
金正日死去が知らされた昨年12月19日から5日間の集計の結果、自然死で死亡した北朝鮮住民は106人だった。 しかし金正日死去の衝撃で死亡した人はいなかった。 金正恩をはじめとする指導部は、住民の行動に警戒心を持って対策の準備を指示したという。