【寄稿】OECD最高喫煙率の韓国、たばこの値上げが必要
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.25 16:37
世界肺財団と米国がん協会が約190カ国の喫煙率と政府禁煙政策などを分析して出版した「タバコアトラス」という本がある。 今年春に出た「タバコアトラス」の第3版を見ると、韓国は世界で最も模範的に禁煙政策を実践している10カ国の一つに選ばれている。 10カ国に含まれた国は米国・カナダ・英国・デンマーク・ノルウェーなど西欧の先進国がほとんどだ。 政府と民間禁煙団体がその間、喫煙率減少のために努力してきた成果だといえる。
問題は、同じ本に掲載されている各国の喫煙率とたばこ消費量の比較表の内容だ。 この表によると、韓国人の成人男性の喫煙率は経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち最も高い。 喫煙者1人が消費するたばこの本数も最も多い。 このように矛盾した結果が出てきた理由は簡単だ。 これまで政府が巨額を投じて推進してきた禁煙政策が消費の縮小につながっていないということだ。 喫煙の被害を知らせる教育や禁煙区域の拡大など、いわゆる非価格政策が持つ限界のためだ。