金正恩、軍序列３位の李永吉総参謀長を処刑

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.11 08:23

北朝鮮の李永吉（イ・ヨンギル）人民軍総参謀長（韓国の合同参謀本部議長に相当）が最近処刑されたと、対北朝鮮消息筋が１０日伝えた。

この消息筋は「李永吉が今月初め『分派分子及び派閥勢力・不正』容疑で処刑された」とし「その時点は２、３日に金正恩（キム・ジョンウン）第１書記が主宰した『党中央委員会・軍党委員会連帯会議』の前後と推定される」と述べた。

２０１３年に総参謀長に抜てきされ、翌年に党政治局候補委員に任命された李永吉は金正恩の信頼が厚かった人物。１月に金正恩が参観した軍事訓練と人民武力部訪問に随行した。

対北朝鮮消息筋は「李永吉が原理原則に忠実だったという評価を受けてきたという点で、分派分子という容疑は処刑正当化のための名分とみられる」と分析した。続いて「平壌市軍民大会で黄炳瑞（ファン・ビョンソ）軍総政治局長、朴映式（パク・ヨンシク）人民武力部長と同席した李明秀（イ・ミョンス）元人民保安部長が総参謀長を引き受けた可能性がある」と話した。