【ピープル】首脳会談で再び注目された故・孫戸妍さんの娘イ・スンシンさん

【ピープル】首脳会談で再び注目された故・孫戸妍さんの娘イ・スンシンさん

2005年06月24日12時03分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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韓国唯一の短歌詩人だった故・孫戸妍(ソン・ホヨン)女史(2003年、80歳で死去)の生涯と、作品が見直されている。

  20日、韓日首脳会談で、彼女の作品と平和精神が話題にのぼり、かたい対話の雰囲気が和らいだと伝えられた。

  小泉首相は、会談直後に報道陣の前で「切実な 望みが一つ われにあり 争いのなき 国と国なれ」と歌い、ソンさんの詩に対し自分もそのような気持ちをもち、両国関係の発展のために努力すると述べたのだ。

  彼女の詩が首脳会談で言及され、小泉首相がこのような発言をしたのには、ソンさんの長女、イ・スンシンさん(ギャラリーザ・ソホ代表)の隠れた努力があった。

  孫戸妍記念事業会(www.sonhoyun.com)理事長のイさんは、首脳会談を前に日本の関係者らにソンさんの作品集と彼女の一代記を扱った60分ドキュメンタリー放送テープを送った。

  韓国関係者らには、日本でのソンさんの影響力を伝え「文化外交」の重要性を強調した。

  イさんは小泉首相の会見を見守った後「お母さんが生涯、短歌を通じて歌った平和と愛の精神が韓日両国関係にしみわたり、ありがたく思っている」と語った。

  ソンさんは60年間、2千編の日本語の短歌を書いた。作品には韓日両国と世界平和を念願するものが多い。

  「短歌」は31字でできた五七調の短い定型詩で、日本で和歌とも呼ぶ。日本の国詩といわれているが、その原形をさかのぼれば百済の郷歌にたどりつく。

  ソンさんが「韓国人がどうして日本の詩を書くのか」という非難を受けながらも短歌をやめなかったのは「百済人の魂」を守るという所信を持っていたためだ。彼女の短歌には韓国の伝統的情緒がたっぷり読まれている。

  ソンさんは1941年、日本に留学中、短歌の大家である佐々木信綱に師事した。

  留学時代を除いて終生をソウルの弼雲洞(ピルウンドン)韓式家屋で暮らしながら詩を書いたが、国内よりも日本で有名だ。日本の講談社から5冊の「無窮花(むくげ)」シリーズなど6冊の詩集、国内では、唯一の韓国語翻訳本が2002年に出版されている。 
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