中国常務委員7人、抗日記念館に総出動した理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.09 09:23
写真にはあちこちに死体の山が見える。その向こう側の木には首を切られた人の頭も掛けられている。地面はすべて血液だ。日帝が1941年1月、河北省豊潤県で罪のない中国人1230人を殺害した証拠写真の一部だ。写真を見た12歳の陳嵋さんは驚いた。「お母さん、あれは本当に人の頭なの?」。母は答えられず、娘の目を手で覆った。8日午後、北京西南側盧溝橋のそばにある中国人民抗日戦争記念館第4部(日帝暴行資料館)だ。
7日午後には中国の習近平国家主席など共産党政治局常務委員7人もこの写真を見て回った。この日午前に劉雲山常務委員が出席した中、ここで開かれた盧溝橋事件78周年記念式の直後だ。37年、中国と日本の軍隊は盧溝橋で衝突し、本格的に日中戦争が始まった。習主席は「中国人民は血と生命で行った抗日戦争の偉大な歴史を決して忘れてはならず、今後、祖国の主権と自由、独立を守らなければいけない」と強調した。