【コラム】中国がAIIB総裁の席捨てれば最後の勝者=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.13 10:50
連合国によるノルマンディ上陸作戦の真っ最中だった1944年7月1日、もうひとつの戦闘が行われた。経済歴史家が言う「ブレトンウッズ戦闘」だ。その日、米ニューハンプシャー州ブレトンウッズのマウントワシントンホテルには44カ国の代表が集まった。戦後の世界のお金の秩序を作るためだった。戦争の渦中に700人余りが出席したが舞台の主役は2人だった。英国代表の経済学者ジョン・メイナード・ケインズと米国代表でフランクリン・ルーズベルトの経済ブレーンであるハリー・デクスター・ホワイトだった。
2人は対立の鎖から抜け出すことはできない運命だった。ケインズはすでに大きくなった「ポンド帝国」の自尊心を守らなければならなかった。これに対しホワイトは「ドル帝国」を公式化しなければならなかった。すでに米国は世界最大の債権国だった。英国だけでなくソ連も米国の支援がなければたった1日の戦争もできないほどだった。その時代の米国の力は現在の中国以上だった。