中国の国防概念、領土から国益へ…「核心利益を日米に譲歩しないという宣言」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.13 14:44
◆「情報化時代に合う戦術・戦略強化」
これと関連し、中国政府の最大シンクタンクの社会科学院は1月に公開した「アジア太平洋地区発展報告2014」で、インターネットを中国の核心利益、パワーと規定し、政府に国家インターネット利益守護のための措置を促した。その後、中国政府は習主席が組長を務めるインターネット指導小組を先月発足させた。中国のインターネットの安全が脅かされる場合、これを国防レベルで扱うという強力なメッセージだ。
全人代代表は「利益国境」概念の実行に向けた具体的な案も提示した。習主席は戦略ミサイル部隊の第2砲兵を国家利益防御のための「核心戦略」と評価し、▼部隊の情報化▼精密打撃能力の向上▼(核)戦略脅威と防御能力の向上--などを注文した。第2砲兵は兵力が約13万人で、約450基の核ミサイルと数万基の各種ミサイルを保有する。