外国人観光客1000万時代…観光バスの駐車場と化すソウル都心
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.28 18:25
27日午後4時、ソウル中区小公洞(チュング・ソコンドン)のロッテ百貨店の向かい側の道路。明洞(ミョンドン)の入り口に台湾人観光客を降ろしていた大型バス2台が停車している。観光バスがバス専用路をふさいでいて市内バスが車線を変えざるを得ない実態になっている。交通警察官が近寄ってきて「停車してはいけないことを知ってるだろう?」と言うと観光バスの運転手はようやくハンドルを握った。運転手のA氏(55)は「明洞は外国人の団体観光客が必ず寄るコースで、3時間ぐらい見学してまたバスに乗る」とし「都心から離れたところで待っていると道が混んでて予定時間に合わせるのが難しく、仕方なくここに停めている」と語った。A氏は「運転中に停車できるような場所を見つけたら臨時で停車するほかない」とつけ加えた。
2台の観光バスが出て行ったところに10分も経たないうちに外国人観光客を乗せた別のバスが停まった。近くの露天商のB氏(50)は「気候が暖かくなってくると観光バスが一気に増えるのだが、まるでタクシーが乗車場で停止しているようだ」とし「取り締まり要員が来ては車を追い払うのだが、また駐車するという繰り返し」と伝えた。あるタクシー運転手は「繁忙期の春と秋には明洞入口だけでなく、ロッテ百貨店のヤングプラザ側、慶福宮(キョンボックン)の周り、南山(ナムサン)循環道路などにも観光バスが列を成して交通渋滞になるのが恒例」と話した。