東京で旋風起こす小池知事…長期政権の伏兵にあった安倍首相(2)
今回の選挙の流れも大きく変わらない。小池知事は東京築地市場移転問題と2020年東京オリンピック・パラリンピック予算支援問題をめぐり自民党と争っている。
築地市場移転事業の場合、石原慎太郎元都知事時代に決定したものを小池知事が就任直後に保留した事案だ。移転予定地の土壌と地下水から基準値の数百倍を超える全石油系炭化水素(TPH)・ベンゼンなど各種発がん性物質が検出されたというのが理由だった。しかし最近、築地市場からも有害物質が検出された。その後、自民党は小池知事に「市場移転を実行するべき」と圧力を加えてきた。オリンピック予算に関連した小池知事の大胆な決断も今、足かせになっている。当初オリンピック組織委員会が負担することにした周辺都市の仮設競技場建設費などを東京都が全額負担することにしたのが発端だ。東京都が分担するオリンピック予算6000億円のうち2700億円にのぼる。5日に開催された都議会文教委員会で自民党側は「やり過ぎだ」と小池知事を非難した。