韓経:【取材手帳】韓進海運事態で危機を迎えたKビューティー
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.21 11:11
韓進(ハンジン)ボルティモア号が釜山(プサン)港を出たのは8月17日だった。出港の1週間後、韓進海運は法定管理を申請した。この船にはG社が韓国から輸入した50万ドル分の化粧品が積まれていた。米国最大の化粧品販売会社セフォラと10月から1カ月間、共同マーケティングをする物量だった。しかしこの船はニューヨーク港到着日を1カ月も過ぎた現在、パナマで差し押さえられている。
G社はKビューティーの成功の可能性にかけて若い韓国人女性2人がニューヨークで創業した会社だ。セフォラは毎年10月、最も「ホット」な新製品だけを選び、1カ月間に米国の350の代理店でプロモーション行事をする。セフォラが今年選定したアイテムの中にはG社がブランディングした製品が3つも含まれている。
G社のL代表は「創業3年で年間売上高1000万ドルを達成する機会をつかんだが、予想しなかった韓進海運の法定管理申請で一日一日が薄氷を踏む思い」と語った。G社は米国全域に送る化粧品を確保するために損失を覚悟して航空機で貨物を受けている。