【噴水台】他の国はガソリン車まで追い出しているが…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.05 16:39
1日、仏パリでは類例のない画期的な措置が取られた。大気汚染防止のために午前8時から午後8時の間、20年以上経過した古い車の都市進入を全面的に禁止したのだ。平均8年ほどで廃車する韓国であるため、そのような車はほとんどないと考えてはいけない。古い物を大切にする国であるため、20年以上経過した車は全体の10%の16万台にもなる。したがって老後車の進入禁止はパリ市民としては並大抵のことではない。特に庶民層の老朽車保有比率が高いため、「今回の措置は貧しい人だけが損をする政策だ」という批判も多い。しかしパリ市当局は進入禁止を断固強行した。
パリだけではない。ブレグジット支持で天下の公敵のようになった英国のボリス・ジョンソン前ロンドン市長は在任中、積極的に環境保護政策に取り組み、一時は首相候補の筆頭になった。自転車で出退勤していたジョンソン前市長はロンドン中心部からディーゼル車を追い出そうとした。ディーゼル車がロンドン都心に入る場合、12.5ポンド(約1万9000ウォン)の進入料を支払うようにした。これだけではなくディーゼル車が大半のロンドンの名物ブラックキャップタクシーを2018年までにすべて電気自動車に入れ替えることにした。
このようにディーゼル車を減らす動きは世界的な傾向だ。最悪の大気で悪名高いインドは昨年末、デリーでの新規ディーゼル車運行を全面禁止にした。最近はこの政策を他の15都市に拡大しようとしている。