北朝鮮、SK・韓進の文書4万件ハッキング…F15の翼図面も流出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.14 14:55
北朝鮮ハッカー集団がSKグループと韓進グループの系列会社をハッキングし、約4万件の内部文書を抜き出したことが明らかになった。流出した文書には米国空軍戦闘機F15の翼の図面および整備マニュアル、現在開発中の無人偵察機の部品の写真など軍需産業に関連する敏感な内容も多数含まれていた。
警察庁サイバー安全局は「北の偵察総局所属のハッカー集団が平壌(ピョンヤン)柳京洞(ユギョンドン)地域のIP(インターネットプロトコル)を使って国内の2つの大企業グループの系列会社27カ所の中央コンピューターネットワーク統制権を掌握したことを確認した」と13日、明らかにした。被害企業はSKネットワークスサービスなどSKグループの系列会社17カ所と大韓航空など韓進グループの系列会社10カ所。KTからも一部の資料が流出したが、中央ネットワークが被害を受ける前に防御した。
警察の関係者は「ハッキングに使われた悪性コードを分析した結果、北朝鮮式のインターネット用語が使用されていた。IPも2013年の北朝鮮の『3・20サイバーテロ』当時に確認されたものと同じ」と説明した。