韓経:<韓国版の量的緩和議論>セヌリ党「韓銀、債券買え」vs韓銀「発券力の乱用」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.30 11:25
セヌリ党が総選挙公約で「韓国版の通貨緩和案」を持ち出した。康奉均(カン・ボンギュン)セヌリ党共同選挙対策委員長が29日、中央選挙対策委員会議で提示した案は2つだ。▼産業銀行が企業の構造調整に積極的に取り組めるよう韓国銀行が産業銀行の債券を買い取って▼家計負債の構造改善のために都市銀行の住宅担保融資証券を直接買い取るようにすべきだということだ。中央銀行がお金を印刷して直接、不良企業の構造調整や家計負債の解決などに活用するという破格的な内容だ。危機克服の代案という評価もあるが、「政界の発券力の乱用」を憂慮する声も出てくる。最終決定する韓銀金融通貨委員会は総選挙直後に顔ぶれが相当変わる。中央銀行の役割をめぐって政界と韓銀の論争が大きくなる可能性もある。
◆「伝統的な通貨政策ではだめ」