旧日本軍の従軍慰安婦強制動員を認め、日本政府の謝罪と反省を表明した「河野談話」の主人公、河野洋平・日本衆院議長(71)が政界を引退する。 日本メディアは17日、河野議長が次期衆院選挙に出馬しないことを決めたと報じた。
河野氏は宮沢政権で官房長官を務めた93年、「慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話」を発表した。 この談話は、日本の慰安婦強制動員責任に対する歴史的な記録になった。 河野氏は「慰安婦は本人たちの意思に反して集められ、移送され、管理された」とし「心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる」と述べた。 この発言はその後、日本政府の公式立場になった。
昨年、安倍政権が「強制はなかった」と責任を回避しようとすると、米国議会や人権団体が「河野談話を否定するのか」と追及、日本政府は「これを継承する」と認めざるをえなかった。