大宇造船の野心作「海上のLNG工場」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.07 13:23
4日午前、慶尚南道巨済(キョンサンナムド・コジェ)の玉浦(オクポ)造船所の入口を通過して車で5分ほど走ると、遠くからLNG(液化天然ガス)プラントが見えた。これは巨大な工場であると同時に船でもある。一人の女性が高く振り上げた斧で船とつながっていた綱を切ると、船首に刻まれた「PFLNG SATU」という文字が姿を表わした。雄壮な音楽とともに大きな花篭が開き、カラフルな花粉が飛んだ。4年間苦労を共にした現場作業者らの顔には笑顔が浮かんだ。
大宇造船海洋が世界で初めてFLNG(浮揚式液化天然ガス生産・保存・荷役設備)の商用化に成功した。FLNGは液化天然ガスの生産・保存・荷役が可能な設備を海上に浮かべた新概念の海洋プラントだ。深海にある天然ガスを採掘した後に精製して液体として保存し、これを陸地に移す過程まですべて海上で行うことができる。以前まではガス田から長いパイプラインを設置し、ガスを陸地に送って陸上で液化および保存段階を経ていた。