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プーチン・オバマの「ガス戦争」、習近平は背を向けて笑う(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.02 11:06
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「石油の色は黒でなく血の色だ。」

石油専門家のマイケル・エコノマイズが著書『カラー・オブ・オイル(The Color of Oil)』に書いた言葉だ。第2次世界大戦を触発させた導火線は石油であった。ドイツがソ連と中東を侵攻するとすぐに油田を奪われるのではないかと危惧した米国と英国が反撃に出た。湾岸戦争やイラク戦争は言うまでもない。「エネルギー権力を握る者が世界を支配する」。経済史の裏面を貫く鉄則だ。18世紀世界を制覇した英国(石炭)を王座から引きずりおろしたのは石油を前面に出した米国だった。ところが、80余年ぶりに石油治世が揺れている。ガス覇権をめぐる争いで誰が最後の勝者になるだろうか。

 
眠れる獅子を刺激したのはロシアのプーチン大統領だ。プーチンはウクライナ情勢が一触即発の局面に流れるとすぐに最後のカードを持ち出した。欧州に続く天然ガス管のバルブだ。プーチンは先月10日、欧州18カ国の指導者に手紙を送った。22億ドルに達するウクライナの滞納したガスの代金を直ちに支払うように仲裁しろとの督促状だった。親露ウクライナ政府を何度もあおれば欧州につながるガス管を閉めるという脅しでもあった。すでにウクライナに対するガス供給は切ってしまった。ロシアは2009年まで過去3回もガスバルブを武器に欧州をひざまずかせたことがある。厳しい北・東欧の真冬の寒さはロシアにとって伝家の宝刀であった。

ロシアの力はウクライナなどを経て欧州全域に繋がる天然ガスパイプから出た。天然ガスは生産費だけで考えると石炭や石油より安い。100万BTU(1BTUは約252cal、1ポンドの水を華氏1度上げるのに必要な熱量で英国で主に使う単位)基準の国際相場は天然ガスが4.7ドル、原油は17.5ドルだ。しかし爆発しやすい気体という特性が足かせとなった。運送するには液体に圧縮した後、再び気体に変えなければならない高度な技術も要する。天然ガスが本末転倒に(生産費より運送費の方が大きく)なった理由だ。ロシアのパイプラインガス(PNG)の競争力はここから出てきた。ひとまずガス管さえ敷けば運送費がほとんどかからない。液体に圧縮してから気体に変える過程も必要ない。

しかし牙が抜けた獅子だと思っていた欧州が今度は違っていた。プーチンの脅迫にびくともしなくなっている。「シェールガス革命」を成し遂げた米国が支えているからだ。シェールガス輸出を禁止してきた米国もロシア牽制のために欧州への輸出に肯定的立場だ。過去とは違い今度は季節も春だ。その上、日ごとに飛躍的に発展しているシェールガス採掘技術も欧州に力を与えている。ヨーロッパで4番目にシェールガス埋蔵量が多いウクライナは、昨年11月に米国エネルギー会社シェブロンとシェールガス採掘契約を結んだ。英国とドイツもシェールガス開発を検討し乗り出した。

プーチンも手をこまねいていてはいない。ロシアは1980年代の痛恨の記憶がある。ソ連と体制競争を広げた米レーガン政府は低油価攻勢を繰り広げた。輸出の50%をエネルギーに依存しているロシアが窮地に追い込まれたのは当然だった。東欧共産国家に与えるドルが枯渇すると、ソ連は91年に解体される痛みを体験した。秘蔵のカードが必要だったプーチンが視線を転じたところは中国だ。ロシアと中国は過去2年間、ロシア東シベリアのガス田で中国東北3省と北京を経て山東半島まで4000キロメートルに達するガス管建設交渉を行ってきた。価格について神経戦を繰り返してきたロシアは、最近中国に対して欧州供給価格水準までガスの価格を下げることにしたと外信が伝えた。


プーチン・オバマの「ガス戦争」、習近平は背を向けて笑う(2)

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