米国防総省ミサイル防衛局のオライリー長官は25日(現地時間)、北朝鮮の長距離弾道ミサイルが太平洋を渡り米本土を攻撃するというシナリオの下、これまで3度の迎撃実験を行ったと明らかにした。
オライリー長官は同日、下院軍事委員会戦略軍小委員会が開催したミサイル防衛(MD)公聴会に証人として出席し「北朝鮮でミサイルが発射され、アラスカで応戦するとのシナリオに基づき、制限的かつ初歩的に(迎撃実験を)3回実施した」と述べた。
同氏は「3度の実験結果が(現在のMDシステムでも北朝鮮の長距離ミサイルを十分迎撃できるという)自信の根拠だ」と説明した。また「我々はかなり多くの(迎撃向け)ミサイルを保有しており、これらを同時に発射すれば迎撃に成功する可能性は全体的に高まる」と強調した。