【社説】閣僚候補2人指名撤回の本質は青瓦台の「システム惨事」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.01 11:08
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が昨日、趙東浩(チョ・ドンホ)科学技術情報通信部長官候補の指名を撤回した。同時に崔政浩(チェ・ジョンホ)国土交通部長官候補も辞退の意向を明らかにした。2月8日の内閣改造で文大統領が閣僚候補に指名した7人のうち2人が脱落する人事事故が再発した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が投機疑惑で辞任してから2日後という点で、文大統領が閣僚候補指名を撤回する形で決定を翻したのはこの政権に入って初めてという点で、与党の状況認識が過去とは違って深刻に見える側面もある。
しかしこうした中でも青瓦台は依然として理解しがたい安易な認識を表した。昨日、青瓦台の尹道漢(ユン・ドハン)国民疎通首席秘書官は趙東浩候補の指名撤回理由を説明する席で「海外の問題のある学会への出席が事前に確認されていれば候補(指名)対象から除外していたはず」と主張した。続いて趙候補が同学会出席を(青瓦台に)明らかにせず、(民情首席室ラインでの)検証で除外できなかった」と釈明した。事実上、青瓦台民情首席室の検証責任を趙候補に転嫁する発言だった。