習近平氏が退き金正恩委員長を直接締めつけるトランプ氏(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.10 15:43
トランプ政府は北朝鮮の挑発に関して様々な契機から「すべての選択は開かれている(All options are on the table)」と話してきた。その間、ブッシュ政府の際も北朝鮮に対する圧力の意味で登場したこの表現は「武力攻撃もあり得る」とのことだった。だが、今度はもう一歩踏み出した。米国のNBC放送は7日、米国家安保会議(NSC)が米中首脳会談に先立ち、対北朝鮮政策を見直す過程で北核開発に対応する手段として韓国に戦術核を再配備する案を提示したと報じた。特に、金正恩(キム・ジョンウン)委員長を暗殺する可能性も、韓米特殊部隊を浸透させてインフラを破壊する可能性もあると伝えた。金正恩委員長に対する直接的な圧迫だ。
特に、レックス・ティラーソン米国務長官は7日(現地時間)、米中首脳会談を終えた後、ある記者会見で「トランプ大統領は習主席にこれ(北朝鮮問題)が中国にとってはわれわれと調整できないものであれば、米国は米国なりの方法(our own course)を講じる。そのような準備ができていると伝えた」と述べた。「中国が解決しなければ、米国が独自で解決するだろう」というトランプ氏の2日付フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューでの発言を習主席の前で明らかに伝えたわけだ。