‘ビッグボーイ’を持ち上げているのか、それとも皮肉っているのか。

李大浩（イ・デホ、３０、オリックス）の体重に対する日本メディアの関心が熱い。 李大浩は先月３１日、チームのスプリングキャンプ地である沖縄・宮古島に到着した。 日本メディアは「威圧感のある巨体の李大浩が漆黒のスーツにサングラス姿で登場した」と第一印象を伝えるなど、大きな関心を見せた。

日本の野球選手は韓国選手に比べて体格が比較的小さい。 斗山（ドゥサン）ベアーズの伊東勤ヘッドコーチは「韓国の選手は（日本の選手より）体格が大きい。 米国の野球スタイルによく合う」と評価したりもした。 当然、韓国プロ野球選手の中でも大きい李大浩の体に視線が向くしかない。

特にダイエットに関する記事が多い。 「当初伝えられていた体重減よりはるかに少ない減量だった」という内容がほとんどだった。 スポーツ報知は１日、「デホ、３キロしかやせてなかった」と題した記事で、「自主トレ中に体重が１５キロも減ったとする“激やせ”情報が飛び込んでいたが、実は３キロ減だった」と伝えた。

スポニチも同日、「李大浩がうわさと違って３キロ減で日本キャンプに合流した」と報じた。 岡田彰布オリックス監督（５５）は‘ビッグボーイ’の減量に関する質問が続くと、「キャンプ地で計ったが、１２７キロだった。 公式体重が１３０キロなので３キロ減だった」と話したのが発端となった。

李大浩は実際、この冬に１５キロほど減量した。 ハプニングが起きた理由は何か。 ２０１１年シーズンの韓国野球委員会（ＫＢＯ）に登録された李大浩の公式体重は１３０キロ（身長１９４センチ）。 しかし実際はこれよりも１０キロほど多かった。

李大浩は先月１１日、日刊スポーツとのインタビューで「今だから言うが、昨季の体重は１４０キロ近くあった」と話した。 遠征試合が終わって宿舎に戻れば、毎晩、後輩と一緒に間食を食べたという。

李大浩は「夕食をした後、毎晩、チキンやピザの宅配を頼んで食べた。 後輩が『先輩、間食をおごってください』と言うので断りにくかった」と言って笑った。

しかしオリックス入団が決まってからは食習慣を変えた。 「１０キロほど減量してキャンプに合流する」という約束を守るためにダイエットをした。 李大浩は昨年１２月の１カ月間、母校の慶南高でランニングとバッティングをした。 李大浩は「さつまいも一つで食事代わりにした。 以前より体重が１５キロも減った」と笑顔で語った。

李大浩が明らかにした自身の「ベスト体重」は１２５キロ前後。 李大浩は「ホームラン打者に加わった０６年にも１２５キロ台を維持した。 今年と似ていて感じがいい」と話した。 現在は１２７キロで、当時の体重に近い。

李大浩は１日、オリックスのスプリングキャンプを始めた。 本格的な挑戦の第一歩を踏み出した。 スポーツ報知は「李大浩が３冠王に輝いた２０１０年とほぼ同じボディーに仕上げていた」と期待感を表した。