【コラム】イタリアと韓国、職場パワハラの違い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.26 10:39
国ごとに文化が違うように職場文化にもまた違いがある。韓国で8年以上職場生活をしながら、私は対人関係や意志決定の過程、時間管理、リーダーシップ、取引先管理などさまざまな部分で多くの違いを感じた。イタリアでは公私が確実に分かれているため、業務時間以外に職場関連の業務をする義務がない。そのため、会食や週末ワークショップ、体育大会などのような団体活動が存在しない。上司が業務時間以外に仕事をさせるのは大きい失礼だと感じる。
イタリアの職場にも職責と上下関係がある。この職責は業務意志決定と責任に影響を及ぼすが、同僚との対人関係には影響がない。韓国では意志決定過程が早くて効率的だが、部下の意見は考慮されない場合が多い。反面、イタリアではしばしば意志の決定が長くかかって非効率的な面もあるが、ある程度平等に進む。職員の時間管理方法も違う。イタリアでは業務上、最も重要で優先的なことから処理する。韓国の職場では最も優先的なことは常に上司がさせることだ。