国連が定めた「パレスチナ人民連帯国際年」を迎えサラム・ファイヤド前パレスチナ自治政府首相が２６日に訪韓した。彼はＣＮＮやＢＢＣなどに出演しパレスチナの利益を代弁した人物だ。２７日にソウル韓国外国語大学で「わが祖国パレスチナ」という主題で特別講義を終えた彼に会った。彼は２８日から３日間にわたり開かれる「２０１４済州平和フォーラム」に参加する。ファイヤド前首相は、「韓国の経済成長はパレスチナにも模範的な事例」と話した。

――韓国訪問目的は。

「多くの困難を乗り越え国際社会の一員としての立場を確立しようとするパレスチナの努力を韓国に知らせ、両国間の協力にも助けを与えるために訪韓した。初めて韓国を訪問したが韓国国際協力団（ＫＯＩＣＡ）がパレスチナで支援活動を行い、韓国政府は昨年パレスチナ政府に儀典用車両２２台を支援しており親しい感じがする」

――最近フランシスコ法王がパレスチナを訪問した。

「法王のメッセージは平和と正義だった。法王はパレスチナとイスラエルの両国首脳をバチカンに招いた。宗教と人種を超越した法王の活動に支持を贈る」

――先週パレスチナで穏健路線のファタハと強硬路線のハマスが統合政府を構成すると発表した。

「双方とも分裂を終わらせなければならないという基本認識を持っている。国際社会で政治的な力を発揮するために統合政府は必須だ」。