「アダルトサイト遮断、彼氏の電話を娘に取り次がないのと同じ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.05 13:43
一部のアダルトサイトへの接続が再開されながら「政策の失敗事例」という指摘が出ている。アダルトサイトへの接続を遮断するという政府の政策はどこでつまずいたのだろうか。専門家らは接続しようとするサーバー名を確認するSNIフィールド遮断は方式・方向ともに誤りだと指摘する。IT専門家、テックアンドローのク・テオン弁護士は「SNIフィールド遮断方式は接続要請情報をのぞくという点で、あたかも母親が電話を握りながら気に入らない娘の彼氏の電話を取り次がない姿と同じ」と例えた。時代に合わないということだ。
キム・ヨンデKAIST(韓国科学技術院)電気・電子工学部教授は「19禁(19歳以下禁止)サイトを19歳以上の人が見るのなら問題はない。問題は不法サイトだが、この場合、少し時間がかかっても不法コンテンツ提供者を探し出す『ソラネット』処罰方式で接近すべきだった」と指摘した。ソラネットは韓国最大アダルトサイトで海外にサーバーがあったが、警察は3年間ほど追跡した末、運営関係者を検挙してサイトを閉鎖した。運営者は年初に裁判所で懲役4年、性暴力治療プログラム80時間履修、追徴金14億1000万ウォン(約1億4000万円)を言い渡された。