早くもつまずいた文大統領の「韓半島運転者論」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.05 09:31
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20カ国・地域(G20)首脳会議(7-8日)のための出国の前日、北朝鮮のミサイル挑発という悪材料にぶつかった。それも大陸間弾道ミサイル(ICBM)という超大型の挑発であり、「韓半島(朝鮮半島)運転者論」が出発から揺れている。
文大統領は北朝鮮が核・ミサイル挑発を中断すれば「条件なしに対話」できるという「6・15提案」をした後、「北核凍結-対話-北核廃棄」という段階的な接近を強調してきた。トランプ大統領との首脳会談のために米国に向かう機内で開いた記者懇談会(28日)では「少なくとも北が追加の核・ミサイル挑発をせず、核凍結ほどは約束してこそ、その後に本格的な核廃棄のための対話ができる」と述べた。ひとまずトランプ大統領との首脳会談で自分の構想を展開するための「韓半島主導権」が認められただけに、G20首脳会議で中国を動かして北朝鮮を対話に引き出すための議論を進めようとしていた。