<W杯サッカー>情熱も冷静さも欠いた韓国、アルジェリア戦惨敗の原因は?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.24 11:09
◆「23人全員がリーダー」=グラウンドの求心点がないという点は何度も指摘されてきた。アルジェリア戦で韓国は前半26分、イスラム・スリマニ(26、スポルティング)に最初のゴールを奪われたのをはじめ、12分間に3失点した。動揺する守備を立て直すベテラン選手がいなかった。グラウンドの中で同僚を励ます選手が見えなかった。洪監督は「1人のリーダーより23人全員がリーダーになることを願う」と述べたが、結果的にリーダーはいなかった。
コーチングスタッフの危機対応能力も足りなかった。韓国は前半序盤からアルジェリアに一方的に攻められた。選手は右往左往した。ベンチから具体的なサインが出るべきだったが、そのような姿はなかった。3ゴール目を奪われた後、洪監督はベンチに座ってうなだれるだけだった。
◆予防接種の後遺症=選手のコンディション管理が徹底的に行われたかどうかも振り返るべきだ。洪監督はW杯を控えて体力トレーニングに多くの時間を使った。相手よりも多く走り、試合を有利に展開するという腹案だった。