<危機の韓国外交、元老に問う>「今の韓日関係は過去最悪、大統領が動くべき」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.08 13:49
2019年、韓国外交は大きな挑戦に直面している。2018年に順調に進めてきた南北関係は新年に入って速度が急激に落ちた。伝統の同盟の韓米関係は在韓米軍防衛費分担金交渉で揺れていて、韓日関係は強制徴用被害者賠償判決で危機を迎えている。外交が順調であってこそ経済にも影響を及ぼさない。
中央日報は外交部長官を務めた元老外交官に韓国外交が直面している挑戦と危機を克服する方法を尋ねた。1人目は南北交換級会談代表(1992)、駐日本大使(93-94年)、外交通商部長官(94-96年)を務めた孔魯明(コン・ノミョン)東アジア財団理事長だ。1958年に外交官生活を始めた孔元長官は今年87歳。
孔元長官はインタビューで、韓国外交が解決すべき当面の課題は何かという質問に韓日関係を挙げた。孔元長官は「今の韓日関係は過去最大の危機」とし「韓米関係と南北関係にまで悪影響を及ぼすことも考えられる」と述べた。孔元長官は「大統領が考えを変えなければいけない」とし、大統領が主導して問題を解決すべきだと強調した。特に「1840年にアヘン戦争が始まると日本は危機意識を持って明治維新で『第2の中国』になる準備をしたが、当時の朝鮮は戦争が起きたという事実も知らなかった」とし「中国に派遣された冬至使が王に報告をしなかったため」と指摘した。21世紀の韓国の外交が悟る必要があるという警告だ。