李雪主を抜いて…金正恩の側近に浮上したキム・ヨジョン(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.11 15:04
最近、平壌(ピョンヤン)で最も勢いのある人物は誰だろうか。私は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記(30)の妹キム・ヨジョン(25)を挙げたい。朝鮮中央テレビや労働新聞に登場する彼女の姿には憚りがない。粛清と解任・降格の恐怖の中で凍りついたような労働党、軍部の幹部とは明確に異なる。健康問題のため40日間の空白の後、10月中旬に復帰した金正恩に随行し、注目されている。兄の機嫌を気にしなくてもよい唯一の存在という印象を受ける。誰も彼女を牽制できないということだ。
キム・ヨジョンは先月末、「労働党副部長」という肩書で公開的な席に出てきた。今年3月に最高人民会議代議員投票場に出てきた時は「党責任イルクン(幹部)」と呼ばれていた。対北朝鮮情報当局は「党宣伝扇動部課長であり、『キム・イェジョン』という名前で米プロバスケット協会(NBA)元選手デニス・ロッドマンの訪朝招請などを掌握した」と説明してきた。ところが今は「次官級」の副部長で、兄の最側近を占めたということだ。