北ICBMに驚いた米国、米中取引論が台頭(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.01 10:40
米国本土を射程圏とする北朝鮮の2回目の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験後、米国で新たな対北朝鮮オプションが噴出している。特にこのオプションには▼韓国主導の統一の放棄▼在韓米軍の撤収--など米国の従来の韓半島(朝鮮半島)政策とは異なる接近法が含まれ、韓半島をめぐる北東アジア安保地形が根本的に変わる可能性があるという指摘が出ている。
その一つがキッシンジャー元国務長官の「米中間事前合意」提案だ。キッシンジャー元長官は先月29日、ニューヨークタイムズに「北朝鮮政権崩壊後の状況について米国が中国と事前に合意すれば、北核問題の解決により良い機会を持つことができる」と主張した。その合意には北朝鮮崩壊後に韓半島から在韓米軍の大半を撤収するという米国の約束も含まれる可能性があると、NYTは伝えた。北朝鮮崩壊後に米軍と国境線で接するという中国の懸念を在韓米軍撤収カードで払拭しようということだ。キッシンジャー元長官はニクソン政権当時に米中国交正常化を主導した。キッシンジャー元長官はこうした構想をティラーソン国務長官とホワイトハウスの関係者に伝えたと報道された。