<世界経済大調整>(上)危機の新興国市場…資源ルートに乗り広がるチャイナショック(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.26 11:28
中国の株価が2日間で暴落した。西側メディアは「Rout」(壊滅)と描写した。相場差益を追った投資家の夢が水の泡となっている。BBCなどは25日、「黄金だと思った株式が石ころに急変する姿に上海証券市場の参加者が落ち込んでいる」と伝えた。
投資家の挫折は証券市場の暴落が演出した風景のごく一部だ。トムソンロイターは「上海株価暴落はある大きな事件の信号弾になりうる」とした。今回の上海暴落は1997年5月のタイ証券市場崩壊と似た状況といえる。当時の株価下落がアジア金融危機の序曲だった。
兆しは現れている。上海株価が6月12日にピークに達してから墜落中だ。中国とともにBRICsと呼ばれ注目されたブラジル、ロシア、インド、南アフリカの株価はこの期間に2~39%下落した。これらの国の通貨価値は2~18%ほど落ちた。ブルームバーグは「チャイナショックが他のBRICsを危うくする」と描写した。