<ロッテ不正資金捜査>ホテルロッテ上場は白紙に…「今後協議」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.14 13:45
検察の全方向捜査でホテルロッテの企業公開(IPO)が結局、座礁した。ホテルロッテ株を多くの株主に分けて支配構造を透明にするという辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長(61)の構想にもブレーキがかかることになった。
ホテルロッテは13日、「最近、対内外の懸案や投資家保護など諸々を考慮し、今回の公募を延期し、残余日程を取り消す」と明らかにした。ただ、「上場はロッテグループ支配構造改善の核心事案であるため、今後、綿密に協議していく」とし、企業公開を推進する意志を明確にした。
ホテルロッテの上場が持つ意味は大きい。グループとしては企業構造改善の象徴であり、市場では今年の企業公開の「最大魚」として注目されていた。辛東彬会長は昨年、兄の辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前日本ロッテホールディングス副会長(62)との経営権紛争過程で「ホテルロッテを上場させ、日本側の持ち株比率を低め、支配構造を改善する」と約束した。