「数学のノーベル賞」に初めての女性…「女子学生に数学への自信を」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.14 14:18
他の2人の受賞者の履歴も独特だ。インド系のバルガヴァ教授はカナダ・オタワで生まれて米国で学校に通った。だが、数学は数学者である母親など家族から習ったという。バルガヴァ教授は「米国だけでなく全世界の数学の教科書はみな似ている。問題を投げかけてロボットのようにそのまま解かせる。学生が数学が持つ『発見の楽しみ』を感じられるように教える方式に変えなければならない」と話した。バルガヴァ教授は2001年米プリンストン大で博士学位を受け、2年後29才という若さで母校の教授になった。プリンストン大学の歴史上2番目に若い年齢だった。
ハイラー教授はオーストリア出身で、スイス・ジュネーブ大学で数理物理学の博士号を取得した。ソウルICM組織委のイ・ヒャンスク副委員長〔梨花(イファ)女子大学数学科教授〕は「歴代のフィールズ賞受賞者の中で物理学出身者は90年受賞者であるエドワード・ウィッテン米プリンストン高等研究所(IAS)教授以来2人目」と話した。だがハイラー教授は「論文の指導教授が物理学科兼数学科の教授だった」とし、「自分を純粋な数学者だと考えている」と話した。ハイラー教授は学生時代にオーディオ編集用ソフトウェアを開発したコンピュータ・プログラマーでもある。ハイラー教授のホームページでソフトウェアを購入することができる。