【社説】韓日中3カ国のサイバー戦争、危険なレベルに

【社説】韓日中3カ国のサイバー戦争、危険なレベルに

2008年12月17日09時33分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓日両国のネットユーザーらの間にまたもや「銃声ない戦争」に火がついている。独島(トクト、日本名・竹島)と東海(トンへ、日本名・日本海)の表記に率先してきた、ネット上で外交活動を展開する民間団体「バンク(VANK)」のホームページが、日本のネットユーザーから集中攻撃を受け、一時サイト接続ができない状態となった。

  13日に京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)で開かれたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで、キム・ヨナが浅田真央に逆転優勝されたことをめぐり、韓国の一部ネットユーザーが日本のサイトを集中攻撃しまひさせたことが発端となったもようだ。日本の代表的な右翼系サイト「2ch」には韓国を露骨に非難する書き込みが殺到し、バンク(VANK)攻撃の指針まで掲載されたという。

  韓日中3カ国のネットユーザーのサイバー戦争は昨日今日に始まったことではない。▽東北工程(中国東北部の歴史研究を目的とする中国の国家プロジェクトで、高句麗と渤海を中国史の地方政権に扱っている)▽独島(トクト、日本名・竹島)領有権▽教科書内容の歪曲--など敏感な政治・歴史の問題が浮上するたび、3カ国のインターネットの掲示板は戦場に変わった。それぞれ自国の優越性を掲げ、相手国を誹謗(ひぼう)する書き込みで埋め尽くした。相手国のウェブサイトに掲載された書き込みを自動的に翻訳してくれるサイトまで多数登場するにつれ、互いへの嫌悪と憤怒は急速に増幅する様相を見せた。

  前代未聞の経済危機を迎え、3カ国首脳が連携して協力を模索するこの時、若年層はインターネットで消耗的かつ感情的な戦いに熱を上げているから残念極まりない。事態がここまで進んだのは、3カ国の関係が複雑にからまっている過去の歴史問題や歪曲されたインターネット文化など多様な原因が指摘される。若年層が就職難などに伴う社会の不満を、ネット上で、ナショナリズムに基づく感情を表出することで解消しているという見方も出ている。理由はともかく、危険なレベルに至った3カ国間のサイバー戦争をこれ以上放置することはできない。

  数カ月前に五輪の聖火リレーをめぐり、韓中ネットユーザーの間に反中・反韓の感情が広がると、両国政府が収拾策の模索に取り組んだ。根拠のないネット上のデマを取り締まり、青少年の交流を活性化すると意見を揃えた。早期に3カ国の政府がもう一度会同し、格別な対策を講じなければならない。良い競争者として、友達として、未来の歴史をともに書いていかねばならない若者たちが、いつまでも過去の歴史にこだわり、反目を繰り返させるつもりか。
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