「 北ミサイル 『火星-12型』、北太平洋の目標海上に落ちなかった」失敗の可能性

「 北ミサイル 『火星-12型』、北太平洋の目標海上に落ちなかった」失敗の可能性

2017年08月31日09時43分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  朝鮮中央通信など北朝鮮の官営メディアは30日「(前日である29日発射した中距離弾道ミサイルである)火星-12型が北太平洋海上に設定された目標水域を命中打撃した」と報じた。しかし、北朝鮮の報道とは違い、このミサイルが北太平洋の目標海上に落ちなかったという韓米間分析が出た。

  匿名を求めた国会情報委員会関係者は「情報当局者から『韓米間分析結果、火星-12型が北太平洋の(目標)水面に落下しなかったと暫定結論を下した』と聞いた。火星-12型が弾着の前に消えたということ」と話した。この関係者は「韓米は、火星-12型が大気圏再進入に成功できなかったか、ミサイルに技術的な問題があったかに対してさらに分析に入った」と伝えた。

  米国は25日、弾道ミサイルの追跡装置をただ特殊偵察機RC-135Sコブラボール2機と信号情報を収集するRC-135Vリベットジョイント1機を日本に急派した。このため、北朝鮮の弾道ミサイル発射の兆しを捉えた韓米が火星-12型の飛行を発射瞬間から追跡した可能性が大きい。

  北朝鮮が今回の発射に満足していないという情況は所々から見られる。北朝鮮の官営メディアがミサイルの飛行結果を明らかにしていない点がかつてとは異なる。北朝鮮は先月28日、火星-14型を発射した時、高度3724.9キロメートル、飛行距離998キロメートルなど100メートル単位まで具体的な数値を公開した。先月4日、火星-14型の発射では発射当日、午後の特別放送を通じて具体的状況を伝えた。

  しかし、今回の発射では一日が過ぎた後、朝鮮中央通信が発表した「北海道の渡島半島と襟裳岬の上空を通過した」が全部だ。かつての発射で詳細に説明した大気圏再進入技術に対する説明は見当たらない。

  韓日米が共同で確認した火星-12型の飛行距離2700キロメートルも疑問点だ。火星-12型の最大射程距離4500キロメートル以上にもはるかに及ばない距離を飛んでいったわけだ。北朝鮮の金洛兼(キム・ナクギョム)戦略軍司令官が9日、火星-12型4発でグアムを包囲射撃するとして明らかにした飛行可能距離は3356.7キロメートルだった。

  北朝鮮メディアの写真には金正恩委員長のそばにあるモニター画面の中に火星-12型の飛行軌跡と速度・高度・加速度などが示された場面が出ている。ところで、飛行軌跡に示された目標地点は韓日米が公開した飛行距離(2700キロメートル)より遠かった。グーグルアースで順安(スナン)空港から目標地点との距離を測ってみたところ、約3300キロメートル程度だった。当初の目標より600キロメートル程度が及ばなかった可能性が提起される。

  29日当時、菅義偉官房長官も「北朝鮮が発射したミサイルは東海の上空で3つに分離された可能性がある」と明らかにした。大気圏の外に出たミサイルが大気圏に進入し、弾頭の部分が分かれた可能性が提起されている。軍関係者は「いまだ北朝鮮が大気圏再進入技術を信頼できるほど確保しなかったと推定される」と話した。

  だが、生半可に失敗と言い切ることも難しいという意見もある。韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「初めての実距離射撃であるため、万一に備えて少ない燃料で発射した可能性がある」と話した。
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