【コラム】30億人「シルクロード経済圏」大長征が始まった=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.29 16:08
「AH1 日本-韓国-中国-インド-トルコ」。先日、地方にある顧客企業で懇談会を終え、高速道路を走っている途中、こうした表示板が目に入った。暗号のような記号と見慣れない旅程が書かれたこの象徴的な里程標は「アジアンハイウェー(Asian Highway)1番道路」を知らせるもので、全8本の幹線道路のうち最初の道路だった。すべて合わせればアジア32カ国を横断する計14万キロの「現代版シルクロード」が完成される。アジアから欧州まで物流の流れを円滑にする大動脈ということだ。アジアンハイウェーが連結されるユーラシア大陸は、世界陸地面積の約40%、人口の71%が暮らしている世界で最も大きな単一大陸だ。その東側のスタート点に私たちの韓半島、大韓民国がある。
先月、朴槿恵(パク・クネ)大統領は繁栄の北東アジア時代を大陸に拡張し、新しい疎通の道を開くために「ユーラシアイニシアチブ」を提案した。断絶と孤立、緊張と紛争を克服し、疎通と開放で平和に交流しながら、ともに繁栄する新しいユーラシアを建設しようというのが提案の背景だ。最終的な目標としては「一つの大陸」「創造の大陸」「平和の大陸」を、その具体的な優先課題の一つとしては「シルクロードエクスプレス(SRX)」を提示した。