李根鎬（イ・グノ、２４）がパリ・サンジェルマンに完全移籍する。

スポーツニッポンは１９日、「Ｊリーグのジュビロ磐田が韓国代表ＦＷ李根鎬を強く引きとめたが、結局、李根鎬はパリへ行くことになった」と報じた。移籍料なく、年俸は約７０万ユーロ（約９５００万円）という。

ジュビロの吉野社長は１７日、李根鎬を引き止めるために韓国を訪れ、李根鎬が所属するテンプラススポーツ側に「チームに残留してほしい。残留を決めれば新しい契約条件を提示する」という意思を伝えた。

李根鎬は２０１０南アフリカＷ杯アジア最終予選が終わり直後、日本からパリ行きについて球団と協議することにし、１８日に球団に戻った。

スポーツニッポンは「李根鎬が直接的な言及を避けたが、朴智星（パク・チソン、マンＵ）から『若い時にしなければならないこともある』という助言を受け、事実上移籍を示唆した」とし「最下位のジュビロを９位まで押し上げた救世主はわずか８試合プレーした後、ヨーロッパに移る」と伝えた。

李根鎬はＪリーグで活躍した前半期、６試合で６ゴール４アシストをマークした。当初パリ・サンジェルマンは移籍意思の通知期間を今月末までに決めていた。

李根鎬のパリ移籍でフランスリーグでプレーする韓国人は３人に増えた。李根鎬とともに代表チームのツートップを組む朴柱永（パク・ジュヨン、２４）はフランスＡＳモナコ所属で、先月フランスリーグに渡ったナム・テヒ（１８）はバレンシエンヌＦＣで活躍する。

一方、スポーツニッポンのホームページで李根鎬の移籍記事は接続ランキング１位になった。日本のファンの関心が大きいということだ。