林次官は韓日米外務次官協議に先立ち、韓米、韓日の２国間次官協議も個別に進めた。この日午前駐日韓国大使館でブリンケン副長官に会った林次官は、「われわれ（韓米日）は絶対に何事もなかったかのように（北朝鮮に対し）いつものように対応しないという『非常に強く明確なシグナル』を平壌（ピョンヤン）だけでなく国際社会に送ることができると信じる」と話した。

ブリンケン副長官は、「北朝鮮の核実験は国連安全保障理事会決議違反でありさらに重要なことは地域の平和と安保を害すること」と批判した後、「重大な挑戦に直面しているが韓国と米国はパートナーシップを通じて団結しともに対応している」と強調した。

２人は韓米両国が北朝鮮の４度目の核実験直後から首脳、外相・国防相、６カ国協議首席代表など各チャンネルで隙のない協調を通じ迅速な措置を取っていると評価した。韓米連合防衛態勢も強化することで合意した。また韓半島（朝鮮半島）と北東アジア、グローバル次元を合わせた韓米包括的戦略同盟をさらに強化するためさまざまな高官級戦略チャンネルを活性化することで意見を集約した。

林次官と斉木事務次官は２者協議で韓日慰安婦合意にともなう後続措置を着実に履行することで合意した。両国が関係改善の転機を作っただけに信頼を積み上げて新たな関係を開いていくためともに努力することも約束した。林次官は「合意を揺らぐことなく履行することにより被害者の名誉と尊厳が回復し傷が癒えることが重要だ」と強調した。

ブリンケン副長官は１９～２０日に就任後３番目の訪問国として韓国を訪問した後、中国・北京にも寄り対北朝鮮制裁に向けた実務協議を進める予定で、中国の対応が注目される。


韓日米「北朝鮮に強力で明確に対応」…中国の参加も要求（１）