韓経:【社説】荒れるグローバル金融市場、いかに解決するのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.10 13:33
グローバル市場の動きが通常ではない。中国リスクと米国の金利引き上げによって触発された市場の混乱は、時間が経つほど落ち着くどころかますます緊急性を高めている。特に目につく部分は、ほとんどすべての価格の変動性が爆発しているということだ。通常、最も変動性が大きい市場として株式市場が挙げられる。ところで最近では株価だけでなく為替レートや原材料価格もやはり想像を絶するほどの急騰落を繰り返している。
1月の一日のウォン・ドル為替レート変動幅の平均は7.90ウォンで昨年の平均(6.60ウォンより1.30ウォン大きかった。5カ月ぶりの最高値だ。3日には一日で11.90ウォン上がると翌日には17.20ウォンも落ちるなどジェットコースターに乗っている。日本円も同じだ。先月20日に1ドル=116.64円だった円・ドル為替レートはマイナス金利の発表によって7取引日ぶりに121.39円まで円安が進むと昨日は一時114.21円まで円高が進んだ。原油価格も乱高下している。西部テキサス原油(WTI)価格はかつては大きくても一日1~2%程度動いたが、今年に入ってからの変動幅は一日平均で何と3.5%にもなる。ニューヨーク証券市場の変動性指数(VIX)も26まで上昇した。米国、欧州に続き昨日は日本証券市場も暴落(マイナス5.4%)した。