韓経:「原子力発電所16基作るサウジは金の卵…韓国は受注戦に臨む米国と手を握るべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.23 11:10
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原発専門家が22日、ソウル中林洞の韓国経済新聞社で「原子力発電所輸出成功のための条件」を主題で討論している。左から安鉉実韓国経済新聞論説・専門委員、李宗勲元韓国電力社長、鄭雲天正しい未来党議員、李薫共に民主党議員、邊俊淵ビジョンパワー社長、金明顕慶煕大学原子力工学科教授。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今月26日、アラブ首長国連邦(UAE)バラカ原子力発電所建設現場を訪問するなど本格的な「原子力発電所セールス」に取り組む。2009年に韓国が受注したバラカ原子力発電所は砂漠の上に建てられる最初の原子力発電所でことし年末の試運転を目標に建設作業の最中だ。文大統領のバラカ原子力発電所訪問は近隣のサウジアラビア原子力発電所受注のための布石という解釈が多い。サウジは合計20兆ウォン(約1兆9420億円)規模の原子力発電所を2基作ることにし、予備事業者(ショートリスト)2カ所程度を早ければ今月末に選定する。韓国をはじめとして米国、中国、ロシア、フランスなど原子力発電所強国が水面下で競争している。韓国はバラカ原子力発電所の成功的建設がサウジ原子力発電所受注に肯定的影響を及ぼすだろうという期待が高い。
韓国経済新聞は文大統領のバラカ原子力発電所訪問を契機に22日、政界・学界・産業界の専門家と「原子力発電所輸出成功のための条件」を主題に座談会を開いた。専門家は「サウジは今回の2基建設を始め今後合計16基の原子力発電所を作る計画」とし、「最初の契約を取れば残りも受注する可能性が高いため国家的に力を集め、よく戦略を立てて今回の機会を必ず掴まなければならない」と口をそろえた。