サムスン家の離婚訴訟、原点からやり直し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.21 08:45
李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長(46)が任佑宰(イム・ウジェ)サムスン電機常任顧問(48)を相手に勝訴した離婚訴訟1審判決が破棄された。原審判決を宣告した水原(スウォン)地裁城南(ソンナム)地院に裁判管轄権がないというのがその理由だ。今後、離婚訴訟はソウル家庭裁判所で一から審議される。任氏は離婚訴訟とは別に李氏を相手取りソウル家庭裁判所に1兆2000億ウォン(約1110億円)台の慰謝料・財産分割請求訴訟を起こしている。
水原地裁家事控訴2部(部長判事チョ・ミヨン)は20日、李氏と任氏の離婚調停および親権者指定訴訟1審判決の破棄を宣告した。裁判所は「1審判決を取り消して事件をソウル家庭裁判所に移送する」と明らかにした。特別な宣告理由については説明しなかったが、城南地院が家事訴訟法で明示されている管轄権に違反したとの判断に従ったものだ。