【コラム】韓国国会議員の財テク?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.04 13:57
国会議員の大半は財テクの達人だ。厳しい経済の中でも財産はどんどん増える。「クレジットカード大乱」の余波で景気が沈滞した2003-2004年もそうだった。2004年の1年間に1人平均9300万ウォンも財産が増えた。国会財政経済委員会所属の議員は財テクの実力がさらに高かった。増加額は平均4億5500万ウォンにのぼった。ほとんどが不動産と株式のおかげだ。疑わしいという視線が向けられたが、それだけだった。
強く疑惑が提起されたケースも少なくない。2007年に姜吉夫(カン・キルブ)議員(現無所属)は予算280億ウォンを確保し、自身の選挙区の蔚山市蔚州郡(ウルサンシ・ウルチュグン)に4車線道路を建設した。付近には姜議員が所有する土地4509平方メートル(約1370坪)があった。地価は10年間に8倍に上がった。蔚山市北区倉平洞(チャンピョンドン)一帯の土地887平方メートル(約270坪)の相続を受けた朴大東(パク・デドン)元セヌリ党議員は2015年、付近の宅地開発予定地区の道路拡充予算541億ウォンを確保した。慶ミン学院元理事長だった洪文鐘(ホン・ムンジョン)自由韓国党議員はかつて慶ミン大学前の「国道39号線拡張」を自身の業績として強調した。
釈明は同じだ。「かなり以前から所有した不動産であり、道路のようなインフラ構築は開発が遅れている選挙区のためのものだ。個人の利益とは全く関係ない」という。数日前に浮上した宋彦錫(ソン・オンソク)自由韓国党議員も変わらない。