トランプ次期大統領の威嚇交渉に降参したボーイング、ロッキード・マーティンCEO(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.23 12:01
この日尻尾を巻いたのはボーイングだけでない。トランプ次期大統領が今月12日、ツイッターに「F-35(次世代ステルス戦闘機)計画と費用が統制不可能だ。来年1月20日以降に軍事(武器購入)費用を数十億ドル減らす」と書いた後、株価が暴落したロッキード・マーティンも同様だった。ロッキード・マーティンのマリリン・ヒューソンCEOはこの日トランプ次期大統領と面談した後、声明を出して「トランプ次期大統領との面談は生産的だった。F-35プログラムの重要性はもちろん価格引き下げを巡って私たちが成し遂げた進展を議論できて感謝する」と話した。また「F-35は国家安保に非常に重要なプログラムであり、私たちは米軍と同盟国が使用する戦闘機の供給に継続して専念するだろう」と強調した。
婉曲な表現だが核心は「価額を下げる」ということだ。トランプ次期大統領はヒューソンCEOとの面談後に記者達に会って「F-35プログラムの価格交渉はまるでダンスのように動くから、これからがスタート」とし、「我々は価格を素敵に下げるだろう」と断言した。トランプ次期大統領はロッキード・マーティンに圧力を加えるため、この日F-35プロジェクトを担当する空軍と海軍の首脳部7~8人とも面談した。価格引き下げが現実化されれば2018年から4年間F-35を40機相次いで導入する計画の韓国にも有利に作用する見通しだ。