世界的な景気低迷で韓国の輸出が全般的に振るわない中、高級消費材の輸出は右肩上がりを示していることが分かった。

１３日、韓国貿易協会国際貿易研究院が発刊した報告書「高級消費財で新しい輸出の道を開く」によると、昨年韓国の高級消費材輸出額は６１億ドル（約６５００億円）で前年比１３．１％増となった。

２０１１年から２０１５年までの韓国高級消費材輸出の年平均増加率は１２．１％で、同じ期間における消費財輸出増加率２．９％を大きく上回った。韓国高級消費材の昨年の輸出額は総輸出のうち１．２％で、イタリア１３．６％、フランス１０．４％、香港９．５％などと比べると低い水準だった。

高級消費材は消費財のうちで卓越した品質や高い価格帯などの条件を備えた品目で、ビューティー製品やファッション衣類、ジュエリー、高級種類などを称する。

報告書は「オンライン流通プラットホームや優秀なデザイナーなど名品消費財を成長させる十分なインフラを保有している」と言及し、「このようなインフラを活用して韓国文化とＩｏＴ技術が加味された高級消費財をブランド化した場合、未来の有望輸出品目に成長させることができる」と強調した。