【時論】恥ずべき憲法記念日、再び憲法教育から始めよう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.17 16:30
憲法の価値と法秩序に対する教育を強化するのは、国民の生命と国家の安定を守るための切迫した課題だ。これ以上生半可な態度に出ていたら第2、第3のセウォル号惨事が出ないという保障はない。憲法の価値を損ねたり法秩序を崩したりすれば処罰されるという認識が幼い頃から身につくように、教科の課程で忠実に教えなければならない。
小学校から憲法の価値を身につけるように教科課程を編成し、教科書にこれに関する内容を十分にとり入れるべきだ。現行の高等学校教育過程には「法と政治」という科目に法教育が含まれている。しかし憲法の価値はこの世のすべての生活領域の基礎となる。したがって特定科目で単純に憲法の内容だけを紹介するのに終わってはいけない。すべての教育過程の根幹に憲法の精神が溶け込み、生徒たちに自然に染み込ませなければいけない。例えば憲法第11条の平等権の規定は誰でも政治的領域だけでなく経済・社会・文化などすべての領域で差別を受けないとされている。