ＫＢＳ（韓国放送公社）は１１日、「臨時国会会期中の９日夜、民主党所属の議員らが夫婦同伴でタイ・バンコクのゴルフ旅行に向け出発した」と報じた。ＫＢＳ「９時のニュース」は「彼らは１２日までバンコク郊外周辺の休養施設に家族ら２０人と宿泊し、ゴルフや登山などを楽しむ予定だ」と報じた。今回の臨時国会の議事日程は１４日までとなっている。またＫＢＳは「彼らがバンコクでの滞在期間中、現地の高位官僚、国会議員、政治家らと会う公式日程はない」とし「タイ駐在韓国大使館側は彼らの訪問を全く知らなかった」と伝えた。

本紙が追加取材をした結果、ゴルフ旅行に向け出発した議員らは田炳憲（チョン・ピョンホン）、盧英敏（ノ・ヨンミン）、朴起春（パク・キチュン）、李康来（イ・カンレ）、梁承晁（ヤン・スンジョ）、禹潤根（ウ・ユングン）、朴映宣（パク・ヨンソン）、崔奎植（チェ・キュシク）議員の８人と確認された。

禹議員は１１日夜、本紙とのインタビューで「日本で弁護士をしている朴映宣議員の夫の誕生日が土曜日（１０日）であることから、普段より親しく過ごしている議員らが誕生日を祝うために、バンコクに集まった」とし「宿舎も五つ星ホテルではなく、朴起春議員の親族が経営しているレストランにある旅館のような所で宿泊した」と話した。禹議員は「週末を利用してゴルフをした」とし「議員らも一生懸命に仕事をして週末を利用しているのに、このようにするプライバシーもないのか」と反論した。禹議員は旅行の経費について「各自、私費で行った」と主張している。

インタビューの当時、禹議員は「帰国便に搭乗するために、空港に来ている」と話していた。

これに対して民主党の崔宰誠（チェ・ジェソン）報道官は「個人的に私費で、家族らと週末に過ごしたことなので、党がとやかく言える立場ではない」と話した。

国会は争点の案について、与野の葛藤と野党の暴力による議事堂占拠などで対立が長期化、８日の会期期間が満了し、９日に再び臨時国会が招集された。会期は３１日までだが、議事日程は１３日の本会議開催を含む、１４日までとされている。