【噴水台】民心を読み取る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.08 12:48
類例のない旱魃に地がからからに乾いた。王も業を煮やした。朝鮮朝、成宗(ソンジョン)12年のことだ。「農事の季節なのに雨が降らず、稲を植えることができずに畑作物さえ枯れた。その原因は全て私にあるようだ」成宗は極甚な日照りが自分の実情のせいだと思った。反省の意味で派手な宮廷ではなく素朴な所で働き、素朴な食べ物を食べると約束した。「中央と地方官僚はもちろん山里と漁村の民たちも誤った政務を指摘する文を書くように」とも指示した。