韓国メディアが翁長雄志・沖縄県知事の死去を緊急報道した。

日刊紙の韓国日報は「『米軍基地反対』の翁長沖縄県知事死去」というタイトルの記事で、「翁長知事は沖縄にある米軍基地反対運動の象徴になった人物」としながら「翁長知事が亡くなったことで、辺野古移転をめぐる中央政府と沖縄県の間の葛藤は新たな局面を迎えることになった」と報じた。

同じく日刊紙の京郷新聞は「沖縄県の米軍基地反対運動の求心点　安倍政府の『目の上のたんこぶ』翁長知事が死去」というタイトルの記事で、「故人は沖縄米軍普天間飛行場の名護市辺野古移転に反対しながら、安倍晋三政府と対立してきた」とし「今後行われる選挙の結果は、基地移転のゆくえに影響を及ぼすものと見られる。安倍政権は自分たちが推す候補を当選させて基地移転問題を決着させる考え」と報じた。

日刊紙のハンギョレ新聞は「『米軍基地反対運動』求心の沖縄翁長県知事死去」というタイトルの記事で「翁長知事は亡くなる直前まで（辺野古移転反対を）あきらめなかった」とし「安倍政府は政府補助金などを武器に辺野古への米国基地移転に友好的な人物が知事になるよう誘導するものとみられる」と報じた。