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<チャイナインサイト>中国を正しく理解するには大・中・小3つのレンズを(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.30 17:09
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第三に、現在の中国研究が飛躍するためには様々な視野の確保が必要だ。大きく大・中・小3つのレンズが求められる。先に、「小」範囲のレンズで地域・民族・階層・テーマなどによって中国内部を細部的に観察しなければならない。特に、省と市に分けてアプローチするために各研究の単位が役割を分担することを考慮しなければならない。少数民族に対する関心、階層と世代に対するミクロ的なアプローチも必要だ。

次に、対中華圏と東アジアという「中」範囲のレンズが必要だ。大陸だけでなく香港・台湾、さらにシンガポールなどの研究成果も注目し交流を強化しなければならない。また、東アジア的な見方から中国と日本の間の媒介者および仲介者として韓国の役割に対する自覚と活用が求められる。合わせてロシアという変数も忘れてはならないだろう。

 
最後に、全地球的観点の巨大なレンズでもアプローチしなければならない。米中関係に対する研究はもちろん重要だが、中国と東南アジア、中国とインド、中国とアフリカなど「一帯一路」を中心にした中国と外部世界の関係に対する研究も至急だ。要するに、中国専門家と米国専門家が必要だが、同時に米中関係に対する専門家も必要だ。

以上、3つの重点に対して適切に対応すれば、韓国的特徴を持った中国学の確立が可能になるだろう。簡単な課題ではないが、伝統時代の資源、異なる背景の研究者集団、多様な社会的関心には強力な潜在力があり不可能なわけではない。

伝統時代の資源とは、『熱河日記』『漂海録』『論語古今註』『東医宝鑑』などが象徴する過去の優秀な成果をいう。現在の韓国は、韓国出身と台湾留学派、中国留学派、日本と米国留学出身者など様々な背景の研究者集団が混在して分裂と混乱に対する懸念もあるが、同時に相互補完的な観点と方法の可能性を持っている。

そして、両国の密接な関係のために韓国の中国学は粒子状物質の事例のように、人文学・社会科学だけでなく科学技術、さらに芸術と体育など全方向にかけた様々な社会的関心と要求に直面しているが、これは危機であり機会だ。

「弥勒」といえば、韓国人は調和と均衡を持って優雅かつ洗練された姿の「半跏思惟像」を考える。だが、中国人は大きな体格とおたまじゃくしのようなお腹に雑貨でいっぱいとなった布袋を背負った姿の「布袋和尚」を思い浮かべる。類似しているといっても韓国と中国の違いを理解して認めつつ、共存と調和を模索するのは韓国の中国学が基づく土台になるだろう。

イ・ドンチョル/竜仁(ヨンイン)大学中国学科教授


<チャイナインサイト>中国を正しく理解するには大・中・小3つのレンズを(1)

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