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【コラム】ボルトン補佐官を相手にする交渉家の起用を=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.29 17:55
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ハノイ(米朝首脳会談)惨事に対する北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の反応として最初に出てきたのが、12日の最高人民会議での施政演説だ。3つのキーワードが視線を引く。自力更生の強調、南朝鮮当局の「差し出がましい仲裁者の振る舞い」発言、北朝鮮が覇権争奪戦が激しい地域に位置するという地理(geography)認識だ。

金正恩委員長は米国が3回目の首脳会談を提案すれば、年末までにもう一度してみる用意があると述べた。しかしトランプ大統領は急がないという。それで金正恩委員長は国際制裁下の北朝鮮が自力更生で持ちこたえる覚悟を明らかにした。

 
金正恩委員長は「南朝鮮当局は差し出がましい仲裁者や促進者の振る舞いをせず、民族の利益を守る当事者になるべき」と注文した。北朝鮮の『朝鮮語大辞典』は「オジラピ(=差し出がましい)」を「より多くのものを得ようとして恥知らずな行動をする」と説明している。金正恩委員長の破廉恥は度が過ぎる。そのような言葉を聞いて何も言えない文大統領はさらにもどかしさを感じさせる。

金正恩委員長の地理認識は北東アジア国家の親疎関係が再編される今日の状況への対応だ。金正恩委員長がプーチン露大統領に会う当面の目的は、対北朝鮮制裁緩和支援を要請するためだ。しかし金正恩委員長はハノイで、中国の後見だけでは米国を相手にするのが難しいという現実を実感し、後援勢力の強化が必要だと判断した。アジア太平洋進出を始めたプーチン大統領としては歓迎することだ。

こうした変化を冷戦時代の南側三角vs北側三角の復活と解釈するのは皮相だ。韓日関係の悪化と米国官民の文在寅政権不信感で南側三角には名前ほどの実体がない。トランプ政権が触発した貿易葛藤で日中が密着している。安倍首相は賢い二股外交をする。日本軍国主義の象徴の旭日旗をつけた自衛隊護衛艦を青島、中国海軍観艦式に派遣し、自らは米国に行ってファーストレディの誕生日を祝い、トランプ大統領とのゴルフ会談で日米関係の健在を誇示する。

トランプ大統領も5月の天皇即位式と6月の大阪G20首脳会議出席のために日本を訪問する。この期間にトランプ大統領が韓国をパスし、G20首脳会議で韓日首脳会談が実現しなければ、韓国は韓半島(朝鮮半島)平和プロセスを推進する動力を失い、北東アジアで孤立する。韓国外交がガラパゴスのブラックホールに吸い込まれる状況だ。状況克服の第一歩は韓日関係の復元だ。日本は北朝鮮との関係改善に向けた水面下接触を休まない。韓日関係を崖っぷちに追い込んだ文大統領の状況認識に問題がある。

3回目の米朝首脳会談を実現させてこそ大統領の力が生き返る。金正恩委員長は施政演説で、米国が北朝鮮と共有できる方法論を持って米朝首脳会談をする用意があると述べた。トランプ大統領の任期は2020年末までだ。その時までもう一度会ってハノイの失敗を挽回する、米朝が共有する方法論が見つかるかは疑問だ。

4月の韓米首脳会談で、文大統領がトランプ大統領から米朝対話の再開のための魔法の杖のような提案を受けたとは考えにくい。対北朝鮮特使派遣が遅れ、南北首脳会談の見通しが立たないのも、文大統領が持ってくるトランプ大統領の提案に金正恩委員長が引かれないからだろう。金正恩委員長が米朝交渉者を交代するのも予想外の障害だ。米国のポンペオ国務長官、韓国の徐薫(ソ・フン)国家情報院長の交渉パートナーだった金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長を李容浩(イ・ヨンホ)外相、崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官の外交ラインに交代し、ポンペオ長官を排除しようとしている。米国の筆頭の北朝鮮通が北朝鮮には突然、負担な存在になったのだ。その2人の韓国のパートナーも変えなければいけない事態が生じるかもしれない。ハノイで雰囲気を変えて威勢のいいボルトン大統領補佐官だけが健在であり、傾いたグラウンドでゲームをする事態が心配される。文大統領が前代未聞の交渉家を起用しなければならない理由だ。

金永熙(キム・ヨンヒ)/名誉論説委員

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